同人イベントにサークル参加する上で欠かせないアイテムのひとつが、敷き布です。
これから初めてサークル参加する!という方も、同人誌即売会に参加した経験があれば、サークルさんの机の上に布が敷いてあるのを見たことがあると思います。あの布は、サークル側が自分で用意します。サークル参加するときは必ず準備していきましょう。
この記事では、1スペースあたりの机のサイズや敷き布を選ぶときのポイントについてご紹介します。
同人イベントの机のサイズ
(遠近感を無視したひどい図解ですみません)
だいたいの同人イベント(コミケ・赤ブーブー通信社主催イベント・スタジオYOU主催イベント・コミティア)の1スペースのサイズはこのようになっています。
- 横幅:90cm
- 奥行:45cm
- 高さ:70cm
机1台の横幅は180cmなので、お隣のスペースの方と机を半分に分け合って使用することになります。一人で2スペース取ると、机1台(幅180cm)を一人で使います。
同人イベントの「敷き布」の選び方
敷き布はどこで・どうやって買う?
布を買う方法は、大きく分けて以下の2つです。
- 直接手芸屋などに行って購入する
- ネットで購入する
個人的にオススメなのは、手芸屋などに行って購入することです。質感や色を見て選ぶことができるので、自分の理想通りの布を簡単に選べます。
ユザワヤなどが近くにあればそこでもいいですし、同人イベントの敷き布を買うだけならイオンに入ってる手芸屋さんで十分です。「近くに手芸屋なんてないし……」という方は、一度【駅名 手芸屋】【市や地区名 手芸屋】でググってみてください。それでも無ければネット購入です。
私は、柄のついた布を買いたいときは楽天、無地の布を探しているときはキャラヌノさん(コスプレイヤー向けのサイトです)を利用することが多いです。特に「布の名前なんて見てもどんな布かわからない!」という方には、キャラヌノさんの「ポリエステルツイル」から選ぶことをオススメします。
敷き布のベストなサイズは?
布を買うとき、お店で買う場合もネットで買う場合も、サイズを指定する必要があります。
布の横幅:90~100cm
スペースの机はお隣の方と半分にして使いますが、基本的には机の中心に印などがあるわけではないので、サークル参加者同士で90cmずつ分けて使うことになります。なので、90cmの布を持って行くと測らずにちょうど半分がわかって便利です。
ただし、布は端がほつれてくるので、100cmの布を買っておいて10cmぶん内側に折り込んで使うと見栄えが良いです。時間があれば家で縫ってもいいですし、余裕がなければただ折っておくだけでOKです。
布の縦幅:100~110cm
机の奥行45cm + 高さ70cm = 115cmですが、前に70cmちょうど垂らす必要はなく、布の縦幅は100~110cm程度で十分です。過去に間違って130cm買ったことがありますが、持て余してかなり邪魔になりました。長すぎる必要はありません。
布は「長さを指定して」買う
だいたい 90~100cm × 100~110cm がベストだと説明しましたが、市販の布は基本的に「布幅」というものが決まっています。
つまり「●cm×●cmください!」と指定して買うことはできません。例えば布幅110cmと決まっている場合は、「(110cm×)●cmください!」と「長さ」だけしか指定することができません。
布幅は購入する際に変えてもらったり切ってもらうことができません。布幅110cmの場合は、「100cmください!」とお願いすれば100cm×110cmの布が買えますが、布幅が80cmしかなければその布は諦めましょう。長さが足りません。
逆に、布幅が150cmの布などは、自分で裁断する必要があります。その場合、100均のもので構わないので必ず布を切るための裁ちばさみを使ってください。
敷き布の色や柄はどうやって選ぶ?
同人イベントで使う敷き布は、無地(or派手すぎない柄)かつ 暗い色 がいい、と言われています。敷き布の色・柄比較用に自分の本で比べてみました。(室内撮影・真ん中の本にピントを合わせています・布の色に明るさが左右されています)
まず、生成り系の無地の布を敷いてみました。
次に、暗めの色の無地の布。
最後に、柄の入った布。
柄が入った布は、主張が強すぎてぱっと見うるさい印象を受けてしまいます。センスのある方は本の表紙と敷き布の柄を組み合わせて素敵なスペースづくりができるかもしれませんが、自信のない方は派手な柄は避けるのが無難です。
写真の左・真ん中のように明るめの色の表紙の場合、布が暗い色の方が、布の色が沈み、表紙が目立って見えます。写真右の暗い色の表紙(羊皮紙藍です)は、生成りなど明るい色の布の方が主張して見えます。
よって、
- 明るめ・かわいい表紙の本が多いサークルさん:暗めの色(黒・紺・濃茶)の敷き布
- 暗め・ダークな表紙の本が多いサークルさん:生成り系の敷き布
をオススメします。
あくまで敷き布は本を引き立てるための道具です。主役は本です。なので、大きな柄が入った布や派手な色の布は避けた方が良いでしょう。
ちなみに私は柄の布が好きで、こんな布を使っていました。
真ん中の布は柄が大きくてうるさい感じがしたので、1度使ってそれっきりです。右の布は柄が細かいのですが、オレンジ色の主張が強いな~と思うことがあり、次のイベントからはやっぱり無地の紺に変えようかな~と思い悩む今日この頃です。
敷き布をつかうときに気をつけたいこと
丁寧に保管orアイロンをかけて持って行く
布は、薄ければ薄いほどくしゃくしゃになりやすく、折り目などの跡がつきやすいです。
ただ折ってあった跡だけであれば気にすることはありません。ただし、丸めて保管・運搬したり、雑に扱ってできた折り目などは案外目につきやすいものです。特に前に垂らしておく部分がくしゃくしゃになっていると不格好ですね。布はなるべく丁寧に扱い、しわになった場合にはアイロンをかけるようにしましょう。
お隣との境目ははっきりわからない
同人イベントでは、基本的に、横幅180cmの机をお隣のサークルさんと一緒に使います。しかし、机の半分のところに印などはついていません。
わざとじゃなくても、明らかに90cm以上の幅を使ってしまうと、お隣のサークルさんから不快に思われるかもしれません。90cmにカットした布があればそういったマナー違反を防ぐことができます。
同人イベントの「敷き布」まとめ
- オススメサイズ:90~100cm × 100~110cm
- 明るめの本が多いサークル:暗めの色の布
- 暗めの本が多いサークル:生成り系の色の布
- 柄の布<<<<<無地の布 派手な柄は避ける!