前々からTwitter等でレポを拝見して気になっていた、「The Ryokan Tokyo Yugawara」さんの『大人の原稿執筆パック』を同人女4人で利用してきました! 一泊二日の詰め込み原稿合宿です! 色々な目的でこのパックを利用される方がいらっしゃると思いますが、こちらの記事では同人原稿を抱えて『大人の原稿執筆パック』を利用したオタクの感想を書いていきます。
道中のレポとかも書いてるので、必要に応じて目次から読みたいところへジャンプしてください。
『大人の原稿執筆パック』1日目
東京→湯河原へ
私は関西在住なのですが、前日に別の用事で都内に出てたので、東京から旅館のある湯河原へ向かいます。まず横浜に出てそこから踊り子に乗車。
踊り子で1時間弱。関東から行くとめちゃくちゃ近いですね。
手湯もあって趣の深い駅でした。
旅館の送迎バスまで時間が結構空くので、駅前の「一福庵」という定食屋さんでお昼にしました。一日目はひどい雨で足を延ばせなかったのですが、駅から徒歩圏内にいい感じの喫茶店やお蕎麦屋さんもいろいろあるようでした。
旅感が出てきてわくわくです。
旅館の近くにはコンビニがないので、お菓子とか持って行きたい方は駅の近くで買っておきましょう。駅のコンビニはNewDays、徒歩5分弱でローソン、もう少し行けばセブンイレブンもあるようでした。
チェックイン
チェックインが16時だったので、湯河原駅に15時45分に来てくれる送迎バスに乗車。送迎バスは先着なので旅館予約時に申し込みをしておく必要があります。徒歩では行けない距離なので、バスの予約が取れなかったらタクシー一択になると思います。
ちなみに自家用車とかタクシーで行かれる方は、もっと早めに到着して、カフェ利用しながらチェックインの時間を待っても良いみたいです。
湯河原駅の改札を出てすぐのところに乗り場があります。乗車して15分程度で旅館に到着!
到着したらチェックイン手続きまでyogiboだらけのカフェスペースで待機。
カフェスペースはこんな感じ。食事もここで頂きます。奥と写真左側は3~4名くらいで利用できる大きめのテーブル、右側は1~2名向け。ちゃぶ台みたいな机が置いてありました。右側のスペースはロールカーテンを下ろせるので半個室風にも使えて良かったです。
ここやお部屋以外に、廊下にもyogiboが置かれてました。
しばらく待ってチェックインの手続きへ。原稿執筆パックの説明をして頂き、料金を支払います。
原稿執筆パックの特徴
- 夕食・朝食・昼食つき
- コーヒー・紅茶飲み放題
- 大きいテーブルやスタンドライトが借りられます
- 原稿の感想や進捗確認のサービスもあり
※2020年10月の情報です。現在とは異なる可能性があります。
コーヒーも紅茶もホットとアイスから選べました。他の方のレポなど見てるとドリンク提供が21時までだった時期もあるようなんですが、私が行ったとき(2020年10月)は20時までとなっていました。そのあたりのサービス内容が詳しく気になる方は、旅館のHPやTwitterをチェックしてみてください。
部屋は結構薄暗いので、アナログ作業される方はライトを借りた方が良さそうです。カフェも夕方以降や雨天のときは少し暗めでした。
原稿の感想や進捗確認のサービスは当日でも受け付けてくれるそうですが、希望される方は前もって予約のときに伝えておいた方がいいと思います。カフェスペースは時間によっては結構慌ただしく、そんなサービスを急にお願いするのは申し訳なく感じました。また、オタクのためのサービスではないので、二次創作はお願いしない方がいいと思います(個人の意見です)
原稿開始(カフェスペースにて)
チェックイン後は一旦部屋に向かいました。エントランスは4階で、客室は1~3階。エレベーターは無いので重い荷物を持って行かれる方はご注意ください。
カフェスペースが閉まる時間までは部屋で原稿してもカフェでやってもOK。コーヒーや紅茶をもらえるのがカフェスペースの注文口なので、カフェにいた方が楽だと感じました。
あと、寝間着として浴衣を借りられるのですが、浴衣や私服だと作業しづらい方は、人前に出られるくらいの部屋着を持って行くのがいいと思います。個人的には原稿道具の次くらいに大事なのが部屋着!ってくらい大事。スウェットとかジャージとか、とにかく楽な服装がいいですね。
夕食まではカフェスペースで原稿。カフェスペースは、原稿執筆パック以外の宿泊客の方ももちろん利用されています。yogiboを抱いて爆睡してる方や、お友達同士でわいわいおしゃべりされてる方もいました。賑やかなのが苦手な方はお部屋での原稿がオススメ。
腰痛持ちだからか私はあまりyogiboが合わなかったのですが(残念すぎる…)集中して原稿に取り込める環境でした。住みたい。
カフェスペースにはある程度コンセントが備え付けられています。
ただし、こういったスペースを3~4名で使うと、挿し口が足りないかもしれません。延長コードを借りて使えば十分電源確保できます。
頂ける飲み物はこんな感じ。カフェのカウンターでスタッフさんに注文すると、席まで持って来て頂けました。土日だからかスタッフさんが忙しくされている時間帯もありましたが、基本的にはすぐに淹れてくださって有難かったです。アイスはコーヒーも紅茶もたっぷり入ってて、何度もお代わりをもらいに行かなくて済むので最高。
夕食
夕食もカフェスペースで頂きます。原稿執筆パックを利用すると、THE旅館食!って感じのご飯ではなく定食が用意されています。
美味しかったです! あと箸置きがかわいい。
カフェスペースは20時でオーダーストップするので、コーヒーや紅茶などの飲み物はその時点でお願いできなくなります。部屋に持ち運べるポットで頂けるそうなので、欲しい方は夕食時にお願いしておきましょう(完全に失念していたオタクより) でもお水も自販機もあるし飲み物には全く困りません!
原稿執筆パックの宿泊客は、21時に夜食を差し入れして頂けるサービスがあり、夕食時にスタッフさんからその確認がありました。
深夜作業にひと時のチルアウトを。
創作活動の湯籠り旅館として愛されてきたThe Ryokan Tokyo湯河原に「夜食のレストラン」がオープンします。作業の気分転換やエネルギー、もしくは自分へのご褒美に。原稿執筆パックご利用の際は、ぜひこだわり抜いた夜食をご堪能ください。#湯河原夜食のレストラン pic.twitter.com/SRmRg4SvrY— THE RYOKAN TOKYO (@TheRyokanTokyo) March 29, 2019
原稿(お部屋にて)
夕食後は大浴場でお風呂入ってからみっちり部屋原稿。一泊二日なので夜もしっかり作業します。
ちなみにお部屋は……入って秒で荷物を広げまくったのでまともな写真はこれだけです。
お部屋は10畳+前室4.5畳の「ゆったり和室」を選びました。広い方のテーブルで原稿して、眠くなったら前室の方に布団敷いて寝るのがいい感じ。客室にもyogiboが転がっていて、あと押し入れに座椅子もありました。
「ゆったり和室」だと4人でいい感じに使えるくらいの大きさのテーブルだったんですが、「くつろぎ和室」(8畳)の方の机はちゃぶ台で、2人で向き合って使うのにいいサイズだと思います。3名以上の場合は広い方のお部屋がオススメ。
21時ちょうどにスタッフさんが夜食のお茶漬けを持ってきてくれました。右の容器のお出汁とお湯をかけていただきます。お出汁全部かけたら味濃くなっちゃったけど、むしろそれがすごい美味しかった。濃い味が苦手な方は一気に全部ぶっかけないよう注意してください。夜食は別料金で770円。
それからは眠くなるまで各々がっつり原稿。この原稿合宿中は結構共有スペースにいることが多いので、友達同士でカップリング語ったりできる時間はそういえばこの夜だけでした。それと、一生懸命原稿してると腰にくるのでみんなでラジオ体操しました。
私は3時くらいに限界がきて寝ました。これ絶対連泊すべきなやつやん!気付くの遅かったー!
『大人の原稿執筆パック』2日目
朝食
朝食も4階のカフェスペースでいただきます。朝からがっつりで超絶至れり尽くせり……。
小鉢はこんな感じ。ご飯が進むラインナップですね。右下の鮭は汁物に混ぜて食べても美味しかったです。
原稿再び~昼食
チェックアウトを済ませてからも、昼食の時間まではコーヒーや紅茶は飲み放題です。カフェスペースで再び原稿に向き合います。
カフェスペースには自由に読める本もたくさんあります。原稿の目標を達成した友人はお昼から隣で漫画読んでました。羨ましい!
お昼はカレー! 原稿合宿感ありますね! 原稿してたら定期的にご飯出てくる環境ほんとに最高すぎました……。
まだまだ原稿
湯河原駅に向かう15時半のバスを待ちながらカフェスペースでまだまだ原稿します。
お昼ご飯の時間で飲み放題は終了となりますが、カフェにはいろんなメニューがあります。GO TO キャンペーンの地域共通クーポン券がカフェで使えたので、がっつり食べたくてクリームソーダとプリンアラモードを頂きました。おいしい~~~~~! そしてどう考えてもこの原稿合宿中に太ってる……。
このまま送迎バスの時間までガンガン原稿を続けます。足元が寒くなったらブランケットを自由に借りられるし、最高の環境で原稿に集中できました。連泊したい気持ちが高まる!
そして15時半の送迎バスで湯河原駅へと戻ります。食べて原稿して食べて原稿して……同人女の理想の生活でした。
帰る前にエントランスから撮った写真。入り口手前の通路が鳥居みたいで素敵。
結果的に……原稿はめちゃくちゃ捗りました! 一緒に行ったみんなも進んだみたいで有意義でしたし、あと友人たちがどんな風に原稿進めてるのかな~って見るのも楽しかった(笑) 結構みんな「これ面白いんか?」「消そうかな……」「新刊無理かも……」って後ろ向きになってる瞬間あるな~とか、書き上げた時の達成感を分かち合えたりとか、貴重な経験ができました。普段はワイワイにぎやかにしてる友達同士でも「原稿進めるぞ!」という意思を持って行ってるのでかなり集中して進められました。よかった!
今度は連泊してみたい!! 同人女のみなさんに『大人の原稿執筆パック』オススメです!!!
京都の原稿合宿スポットにも行ってみました。関西の方はこちらも是非。