【レビュー】プリントオンのわくわくドキドキセットでおまかせ装丁!

印刷所

オンデマンド印刷で特殊装丁をするならこの印刷所!!と有名なプリントオンさん。装丁や表紙のデザインをおまかせできる「わくわくドキドキセット」シリーズは、プリントオンさんの目玉のひとつです。

今回の記事では、「わくわくドキドキセット」「わくわくドキドキDXセット」を使ってみた感想・実際に仕上がった私の同人誌の写真などをご紹介します。使ってみたいな~と考えている方、どんな装丁になるのか気になる!という方は是非ご覧ください。

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プリントオン「わくわくドキドキセット」とは

簡単にいうと、プリントオンさんへいろいろおまかせできるセットです。「何をおまかせできるか」はセットによって少しずつ異なります。

装丁をおまかせ!

  • わくわくドキドキセット
  • わくわくドキドキ フルカラーセット
  • わくわくドキドキ モノクロセット
  • わくわくドキドキ DXセット

表紙や本文は自分でつくって、用紙やオプションをプリントオンさんにおまかせできます。DXセットは「特殊加工」と「オプション」が必ず1つずつ入る豪華なセットです。

デザインをおまかせ!

  • わくわくドキドキ デザインセット

本文を自分でつくって、表紙デザインもプリントオンさんにおまかせできるセットです。特に小説サークルさんに向いています。

実際に使用してみた感想&できあがった本の写真

わくわくドキドキセットを使用してみた感想

わくわくドキドキセットでどんな風に本が出来上がったのかは、届くまでのお楽しみ。箱を開けるまでは一切わからない仕様になっています。

仕上がった本

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届いた本がこちらです。

同人誌の仕様
  • 表紙用紙:コートカード紙180kg
  • 本文用紙:淡クリームキンマリ 72.5kg
  • 遊び紙:箔押し遊び紙 藍 星柄 銀箔
  • オプション:ホログラムPP(星)

これを通常のセットでやろうと思うと、シンプルセット+オプション「オリジナル遊び紙」+オプション「表紙PP加工」です。

箔押し遊び紙はこんな感じ。星づくしの本になりました。

感想

一言でいうと、とても満足しています。

わくドキセットの傾向として、

  • 表紙デザインが星空っぽい本:ホログラムPP(主に星)
  • ピンク多用・ラブラブな感じの本:ホログラムPP(ハート)

が多い印象ですね。

ホログラムPPってかわいい系の本にしか使ったことがなかったのですが、青っぽい表紙にもとても映えてお気に入りです。

ただ、この装丁なら自分でも思いつくかな?という気持ちは否めません。装丁にびっくりしたい時、自分じゃ思いつかないような装丁を期待する場合は、わくわくドキドキDXセットを使った方が良いと思います。

わくわくドキドキDXセットを使用してみた感想

DXセットはオプションと特殊加工が必ず1つ以上ずつついてきます。なので、自分では思いつかなかった加工をしてもらえる可能性もあり、箱を開ける楽しみが大きいセットです。

仕上がった本

届いた本がこちらです。

同人誌の仕様
  • 表紙用紙:レインボーペーパー(ホワイト)
  • 本文用紙:淡クリームキンマリ 72.5kg
  • 遊び紙:新星物語インディゴ
  • 特殊加工:浮き出し加工

これを通常のセットでやろうと思うと……まず、レインボーペーパー(ホワイト)はもうすでに扱いが無くなっていますね。今で言うと新ホログラムセットセレクション遊び紙浮き出し加工が近いです。

写真だとわかりづらいのですが、タイトル文字が浮き出ています。

感想

この本は心から大満足の1冊になりました。

加工が素敵ですし、表紙のレインボーペーパーは自分じゃ絶対に選ばない紙なので、完成した本を見て驚きました。ギラギラしすぎず上品。

DXセットは備考欄に作品のイメージを記載することができ、プリントオンさんもそれに沿うように考えてくれます(普通のわくドキは指定NG) 内容のイメージにぴったりかつ自分じゃやらないような装丁になっていて感激しました。

装丁をちょっと盛ってみたいけどどんな紙を使えばいいかわからない!と困っている方には、わくドキDXがすごくオススメです。

わくドキセットのちょっとした小技(?)

わくわくドキドキセットは、どんな仕上がりになるのかわからないドキドキ感を楽しむセットです。

しかし、「できればこの加工はしてほしくないなぁ……」と思うものがあるかもしれません。私の場合は、プリントオンさんでよく見かける「レース加工」「角レース加工」は避けたいなぁと思っていました。表紙の小口や角が繊細なかたちで切り取られ、すっごくかわいいんですが、今回の本には合わないかな……?と思ったので。保存性が落ちてしまうから避けたい方もいるかもしれません。

わくドキセットでは、原則、はっきりと「この加工はやめてほしいです」と伝えることはできません。

ですが、タイトル文字を小口に寄せたり、角ギリギリに入れることによって、これらの加工は回避することができます。タイトルが見切れてしまうような加工はされません。もう一度先ほどの写真を見てもらえばわかると思うのですが、私は2冊ともタイトルを左上ギリギリに入れています。

わくわくドキドキセットの評判

Twitterなどでわくわくドキドキセットの感想を探していると、大満足されている声が多い中で、ときどき「どうしてこんな内容や表紙に合わない感じになったんだろう?」という感想を見かけることがあります。

特に、DXではない「わくわくドキドキセット」ではイメージを伝えることができないので、こちらとプリントオンのデザイナーさんとの価値観が違うと、全然イメージ通りじゃないものが出来上がる可能性があります。そこを了承した上でお願いするおまかせのセットなので、イメージが固まっている場合は自分で装丁や加工を考えた方がいいと思います。

基本的に内容に合わせた装丁をしてもらえるわけではないと考えておいた方が良いでしょう。「わくわくドキドキDXセット」ではイメージを伝えることができるので、誰にでもわかりやすい言葉で端的に伝えられると、中身にあった加工をしてもらえる可能性が高まると思います。


加工の種類やセット商品などがどんどん増えていっているプリントオンさん。わくわくドキドキセットは何回使っても楽しいですね。またお願いしたいと思ってるので、その際はレビューを追加したいと思います。

わくドキセット以外でも、プリントオンさんには15冊ほどの個人誌でお世話になっています。以下の記事ではこれまでにやったことがある装丁などをまとめてますので、よろしければ合わせてご覧ください。

これまで作った同人誌30種類の装丁をまとめてみた
これまでに出した同人誌、個人誌のみ約30種類の装丁などを一気に書き出してみたいと思います。なるべく紙の質感などがわかる写真を添えますので、何かの参考になれば幸いです。 ちなみに約30冊中、16冊はプリントオンさんで刷ってもらったもので...
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