8月22日(土) インテックス大阪にて「超SUPER COMIC CITY 2020」が開催されました。
新型コロナウイルスの流行が収束しない中での開催でしたが、私は会場からそう遠くない大阪府内在住ということでサークル参加してきました。当日の流れや所感などをまとめておきます。
イベント当日の流れ
スペース到着まで
まずとにかく人が少ない。会場に向かうまでの電車もインテの前もかなり人が少ない。8月の大阪イベントとは思えませんでした。
インテ入場時にはスタッフさんによる検温があります。私は6号館Dにスペースをいただいていたので端まで歩きましたが、道中、3号館付近と6号館AB付近に手洗い場が設置されていました。
空調はかなり効いてました。
6号館CDの入り口のこのあたりでもう涼しいくらいでした。
6号館Dに入場。そこでサーチケを回収され、通行証となるシールを衣服に貼ります。
スペース到着後
机1台につき1セット、隣のサークルとの仕切りが用意されていました。だいたいどのサークルさんも立てていたので、隣のスペースが欠席の私も使用してみることに。
足になるパーツを4つはめるだけで完成です。
立ててみた図がこんな感じ。簡単に立てられるしめちゃくちゃいいですね。
イベントでは自分のスペース以外の撮影禁止となっているため写真がないのですが、サークルの机と机の間には、人が一人通れるくらいの間隔があけられていました。普段はぴったりくっついていて密になるため、これも感染症対策のひとつですね。
ちなみに私の島は、28サークル中4サークルが参加していました。隣の島は26サークル中3サークル参加でした。全体的にサークル参加者はかなり少なく、見渡してみるとスカスカな印象。ジャンルにもよると思いますが、一般参加者もパラパラ……といった感じで、気を付けなくても勝手にソーシャルディスタンスが取れるくらいしか人がいませんでした。(人が来づらい6号館上階だからかもしれません)
参加者は全員マスク着用、フェイスシールドを装着している人も見かけましたし、アクリルシートを自作されているサークルさんも結構いらっしゃいました。その他、会計は手渡しでなくトレイに入れてもらったり、アルコール消毒を用意するなど、いろんな工夫をされているサークルさんをお見かけしました。
赤ブーのスタッフさんも感染症対策をした上で距離をとって見回りをされていました。また、2日目(8/23)の1号館の設営をされていたのを帰りにお見かけしたのですが、黙々と作業されていて、改めてこういうご時世の中でも同人イベントに参加できて良かったと感じました。
もちろん帰りの電車も人が少なかったです。今日ホンマにイベントあったんかな?ってくらい、落ち着いた1日でした。
イベントに参加してみた感想
ソーシャルディスタンスは完璧に保てた
まず参加者が少ないのでソーシャルディスタンスは十分保てます。倍くらい参加者が増えたとしても、通路は広いしサークル同士の間隔もとれるし、問題ないと感じました。
サークル同士は基本的に同じ方向を向いていますし、サークルと買い手の対面も30秒程度で済ませることは十分に可能です。自分で気を付けさえすれば電車の車内、飲食店、街中での買い物などよりずっと感染リスクは抑えられたと思います。
イベント当日、私は一人で参加したのですが、エアコンを買いに帰りに梅田のヨドバシに寄ったんですね。そしたらどう考えても今日のインテの500倍くらい密!!!!!!!!!商品選ぶだけじゃなくて工事の説明とかもあるので40分くらいはそんな店内にいました。
コロナ前の同人イベントは確かにかなり混み合っていたので難しいところですが……なんとかバランスをとって適度にできればいいのになぁと思ってしまいました(無責任な個人の意見です)
「同人誌が売れない」は本当
「同人誌が売れなくなった」という意見をTwitterで見かけました。
私がいるジャンルは旬ジャンルというわけではありませんが、今回は参加申し込みサークルの数は約250だったようです。それくらいの規模のジャンルの島中小説サークルで、今回頒布した冊数は前回(2月のオンリー)のイベントと比べると約1/20程度でした。一生ピコサークルですが、それでもこの減少率は初めてです(笑)
まず参加者が少ないので当然ですね。「同人誌が売れなくなった」というのは通販も含めて、ということだと思いますが、同じく私の新刊も通販を含んでもやっぱり頒布数はガクッと下がっています。
二次創作同人なので当然利益を求めるわけではありません。しかし、 印刷費が回収できない → 部数を下げよう → 同人活動が全体的に盛り下がる という悪循環が容易に想像できます。
サークル側としては、基本的に部数を減らせば済む問題なのですが(特殊装丁ができなくなる等の弊害はあるけど)そうなってくると同人印刷所がどんどん苦しい状態になってしまいます。イベント欠席するから新刊を出さないという方も多く、同人印刷所への発注数が減っていることは間違いないかと思います。
同人イベントのお祭り感が好きで、それに参加することをモチベーションに新刊をつくっている描き手がたくさんいます。日本各地に住んでるサークルが一か所に集まってイベント参加することが難しい今、webオンリーを開くなど活発な活動をしているジャンルを見かけることも多くなってきました。オフラインでのイベントに参加してみて、改めて「モチベーションを保って創作を続ける」ということの難しさを感じます。
イベント開催本当にありがとうございます
参加者の数だけでいうととても少ないイベントではありましたが、それでも他のサークルさんを拝見したり、お話することによって、私はやっぱり同人誌がつくりたい!という気持ちが爆上がりしました。そしてまた同人イベントに参加したいです。同人イベントが好きだということを再認識できました。
イベントスタッフさんにも感染リスクがある中、そして暑い中運営してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。こんな場所からではありますが……本当にありがとうございました。
また同人イベントでたくさん同人誌を買い、お財布を空っぽにしてばかみたいに笑える日が来ますように。