それっぽい同人誌表紙のつくりかた【イラスト無しでOK】

小説原稿の作り方
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字書き、表紙詰みがち問題

表紙は同人誌の顔であり、とても大切な要素のひとつです。

しかし、表紙のデザインなんて思いつかない!!作れない!!!という方も多いのではないでしょうか? かくいう私もその1人で、締め切り前に大急ぎで表紙にとりかかって、センスないから何度も頭を抱えて……ということが多いです。

今回は、そんな私と同じように「センスに自信がない」「絵は描けない」主に字書きの同人作家さんに向けて、これくらいなら作れるかも…!?と思ってもらえるような同人誌の表紙のつくりかたを紹介します。

※あくまで表紙作りが苦手で詰みがちな方に向けた記事なので、自分で十分作れる!という方の参考にはなりません。「毎回とりあえずタイトル入れてるだけやねん……」という方に参考にしてもらえると嬉しいです。

何も考えずにできる!同人誌表紙のつくりかた

ベースになる素材を用意する

自分でイラストを描いたりできないので素材に頼ります。写真でもイラストでもなんでもOKですが、私は写真を使用することが多いです。

同人誌に使える素材サイト例

今回は例として、Unsplashさんから写真をお借りして作っていきます。

unsplash-search

検索ボックスに単語(英語でも日本語でもOK)を入力し、検索します。

単語はざっくりで構いません。色のイメージがあれば色の名前、シリアスな話なら「night」とか、お話から連想した単語を適当に入れてイメージに近いものを選びます。

sozai-sample

今回はこちらの素材をお借りして作ってみることにします。

素材を配置する

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使用ソフトはPhotoshop Elementsですが、フォトショじゃないとできない加工は一切行いません。ちなみに、ブロスさんのテンプレをお借りしています。

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ぺたっと貼り付けます。改めて、鮮やかできれいな写真です……。

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元の写真を生かすならこっちかな~と思って横向きにしてみました。

タイトルを入れる

次にタイトルを入れていきます。必要に応じてR-18などのマークも入れます(今回は省略)

文字入れって結局センスじゃないの?と思う方もいるかもしれません。私も実際そうだと思っています。ですがいくつかのパターンを駆使することで、なんとなく「それっぽい」タイトルが入れられるようになります。

背景色が濃いところに白文字

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余白に文字を入れる

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大きく入れる

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縦書きで大きく入れるか、横書きで大きく入れるかは使う素材によって決めます。今回は花と茎が縦に伸びているので、縦書きの方がバランスが良いと思い、この入れ方にしました。

文字を枠で囲む

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枠で囲むとなんとなく「それっぽい」です。

色付きの枠をつける

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色のセンスが問われるかもしれません。私はセンスがないのでオレンジが正解なのかはわかりません(笑)

白い縁取り・適当な色で中を塗る

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ポップな雰囲気には映えますが、今回の例には合わないですね。

 

正直、フォントがかっこよければなんとなくいい感じに見えます。
 
hyoshi-sample-hikaku

黄色の四角に文字を置いただけですが、右はなんかちょっとかっこいいかも…!?ってなりませんか?

かっこいいフォントを使うと、特殊紙にタイトル入れただけでもこなれた感じに見えるほど、オシャレな表紙が作れたりもします。

オススメフォント紹介

タイトルを入れるのにオススメのフォントをいくつか紹介します。

タイトルの文字色の決め方

タイトルの色は基本的に、白・灰色・黒のどれかでいけば事故ることはないと思っています。

色を入れたいときは、素材に使われている色を使うとバランス良くまとまってくれます。

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今回の場合だと、赤い丸で囲ったあたりの色をとってタイトルに使いました。緑色は素材で使われている面積が広いので、文字では避けたほうがいいと思います。

背幅と裏表紙をベタ塗りする

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2種類作ってみました。これも、元の素材から色を抽出してきて塗っています。

背表紙と裏表紙に文字を入れる

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四角で囲っておけばそれなりに見える説を信じて裏表紙を作ります。文字色は白か黒のどちらかでいいと思います。センスがないので無難にいきます!

文字入れまでできたら完成です!

表紙1-4がつながったデザインにしたい場合

ここまでは、表紙1が写真メインのデザイン・表紙4(裏表紙)が一色ベタ塗りというやり方で作ってきました。次に、表紙1-4がつながったデザインを作ってみたいと思います。

素材を配置する

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表紙1-4で繋がるように、素材をこんな感じで配置してみます。

タイトルを入れる

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色の濃い部分に白文字でタイトルを適当に入れます。写真のインパクトが強すぎて、植物図鑑感が出てしまっていますね。

不透明度を下げて文字に色をつけてみる

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写真が強すぎたので、不透明度を下げてみました。文字の端にちょこちょこ色を付けています。

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帯みたいな感じで色を付けるのも「それっぽく」見えるんじゃないかな~と。帯っぽいエリアに適当にタイトルを入れたらかっこよくなりそうな感じがします。

実際に同人誌を印刷してみた

実際にこの記事で紹介した作り方で、新刊の表紙を作ってみました。

hyoshi2

完成したデータがこんな感じ。特殊紙を使ったので、裏表紙は黄色のベタ塗りではなくわざと白いままにしています。

「文字は白か黒でOK!」と言いましたが、紺色の文字を使ってしまいました……。なんかかっこいい気がして……。

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完成した本がこちら。写真の上に文字を入れてるだけですが、なんかそれっぽい。センスがない割にはいい感じに作れました。


以上、絵が描けなくても・センスがなくても作れるそれっぽい同人誌表紙のつくりかたをご紹介しました! 同人誌の表紙つくりに悩む方のご参考にしていただけると嬉しいです。

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