同人小説の原稿をやっていると、「たまには家以外の場所で原稿がしたい!」と思うときってありませんか?
この記事では、同人小説原稿が捗るオススメの場所を、その場所で原稿をやるメリット/デメリットを合わせて7つご紹介します! これから紹介するのは、どこも実際に私がそこで原稿をやってみた結果なので、リアルな声が知りたい方は特に最後まで読んで頂けると幸いです。
1.家
まずとりあえず自宅です。
家で原稿をやるメリット
- 起きてすぐ原稿に取りかかれる
- 寝る前まで原稿ができる
- どんなエロ原稿でも気にせず書ける
家ならおはようからおやすみまで延々と原稿をやることができます(集中力は別とします)
プライベートな空間なので、エロなど他人に見られるわけにはいかない原稿も気にせず書けるのが大きなメリットです。
家で原稿をやるデメリット
- 誘惑が多すぎる
- 気が散ることがある
生活空間なので、とにかく誘惑が多いのが家原稿のデメリットです。家で原稿やってると、突然部屋の片付けがしたくなったり読みかけの本が出てきたり、ゲームに手を伸ばしてみたり……とんでもなく誘惑だらけなんですよね。。。すぐゴロゴロできるのも良くないです。
家原稿は「集中力」と「空間づくり」を大切に
長時間でも座りやすいイスやデスクライトなど、家を原稿がしやすい空間にすることも大切です。なるべく誘惑の少ない原稿スペースが自宅内に作れるとベストですね。
私はこんな感じの簡易的なデスクライトを使っています。手元が明るいだけで集中力がちょっとだけ上がる気がします。
2.カフェ
おそらく家の次くらいにポピュラーな原稿スポットだと思います。
カフェで原稿をやるメリット
- 割と集中できる
- 安価なお店も多い
お客さんの適度な喋り声やお店のBGMのおかげで、意外と集中できることが多いです。自宅とは違って誘惑が少ないし、周りの人の目があるので爆睡してしまう心配もありません。
もちろんお金はかかりますが、カフェなら安価なお店も多いです。
カフェで原稿をやるデメリット
- 良いお店を探すのが難しい
- 体温調節が難しい
- 長居しづらい店もある
一口に「カフェ」といっても色々なお店があります。例えば、混み合った休日のスタバや、入店待ちの列ができているような人気のカフェでは、なかなか落ち着いて原稿をすることができません。お店に迷惑がかかってしまうことがあるかもしれません。
そこそこ都会のエリアであれば「(地名) 作業 カフェ」と調べることで、作業に向いているお店を見つけることができます。だいたいそういうお店ではノートパソコン広げて仕事してる人が多いので、その人たちに紛れて原稿が捗ります。
また、冷房が効きすぎているお店や、長居しづらいお店もあります。待っている人がいれば速やかに退店するのはもちろん、私は「飲み物一杯だけで粘らない」などのルールを決めてカフェ原稿をやっています。お金はかかりますが…(笑)
自分に合ったお店を見つけよう
もちろん、たまたまふらっと入ったカフェでちょっと原稿をする……という場合もあると思いますが、「仕事終わりに原稿しに通えるカフェを見つけたい!」という方は、まずいろんなお店に行ってみることをおすすめします。
ネットでオススメされていても「雰囲気がオシャレすぎて落ち着かない」「営業時間が短すぎる」「怪しい会話してる人がいっぱいいる」など、自分には合わない理由があったりするものです(すべて私の体験談です)
カフェ原稿は自分に合ったお店を見つけ、常識の範囲内で利用しましょう!
カフェ原稿を実際にやってみた感想
大阪・梅田で働いてるときは、実際に仕事の帰りにカフェで原稿をやることが多かったです。平日家に帰ったら絶対原稿やらんけど、帰りがけに行くカフェではなぜか捗って不思議でした。
勉強や仕事をしてるお客さんが多く居心地の良いカフェを見つけることが大事だと思います! 目的は違いますが、ノマドワーカーの人のブログが意外とお店探しの参考になります。
3.喫茶店
カフェと同じやん!と思われるかもしれませんが、ここでいう「喫茶店」はコメダ珈琲とか星乃珈琲みたいなお店のことだと考えてください。原稿をやる上で「カフェ」と「喫茶店」は全く違います。
喫茶店で原稿をやるメリット
- ボックス席が充実してる
- 座りやすい椅子が多い
- 静かなお店が多い
店舗にもよりますが、喫茶店は座席のつくりが良いことが多いです。背もたれが高い席やボックス席が充実しているのは本当に嬉しいですね。背後を気にせず原稿に集中できます。
また、基本的にカフェよりも単価が高いので、客層が落ち着いていて静かなお店が多いです。
喫茶店で原稿をやるデメリット
- 比較的高額
- 店外から混み具合がわかりづらい
まず、お金がかかります。コーヒー飲んで食事もして……とつい長居をすると、結構高くつくことがあります。
外から店内の雰囲気が見えないようになっているお店が多いので、実際に入ってみないとどれくらい混んでるのかわからないのもデメリットかもしれません。場所によっては、かなり混んでいて落ち着いて原稿なんてできなかった!ということもありえます。
喫茶店で原稿を実際にやってみた感想
ご飯もおいしい喫茶店が多いので、ついついお金を使いすぎてしまうのが難点なんですが、断然落ち着きます。
特に、普段行かないエリアでコメダ見つけたときの安心感は半端ない。「初めて行くカフェ」と「初めて行く喫茶店」だったら、私は喫茶店の方を推したいです。当たり率が高い。東京など人の多いところに行って原稿する時は喫茶店を探すことが多いです。
4.ファミレス
ファミレスも結構定番の作業場所だと思います。カフェと同じく、居心地の良い店舗を探すことが大切です。
ファミレスで原稿をやるメリット
- 田舎にもある
- 時間を選べばゆっくりできる
- 営業時間が長い
- ドリンクバーがある
都会の店舗は基本的に混んでいて原稿どころじゃないですが、地方にも店舗があるのがファミレスの一番の強み。
お昼ご飯・晩ご飯の時間からちょっとずらせば結構ゆっくりできます。夜遅くまで利用できるお店が多いのも最高。
個人的におすすめなのは、21:00~24:00くらいに地元のファミレスで晩ご飯とデザートとドリンクバーで贅沢に原稿することです。お金かかるし太るけど……(笑)
ファミレスで原稿をやるデメリット
- 比較的高額
- 時間によってはめちゃくちゃ混む
ファミレスも結構お金がかかります。サイゼとかだと安いんですが、そこそこ単価が高いファミレスの方が落ち着いた雰囲気なので、料金と静かさのバランスを考えるとガストやココスの方がおすすめ。理想はロイホ。
お昼時や晩ご飯の時間帯はお店が混むので避けるのがベターです。集中できないだけでなく、お店にも迷惑がかかる恐れがあります。
ファミレスで実際に原稿してみた感想
さっきも書きましたが、21時過ぎに家の近所でやるファミレス原稿が至高すぎて、締め切り前はよくガストで修羅場と戦ってました。ご飯はおいしいしドリンクバーあるし、コンセントも使えるので最強でした。
ただひとつ悲しいことといえば、「このファミレスいつもお客さん少なくて過ごしやすいなぁ~!」と思ってたらそのお店はその後閉店してしまうことが多いです……。いつでも空いてて原稿やりやすかった地元のココスに帰ってきてほしい…………
5.カラオケ
カラオケで原稿をやるメリット
- 絶対に個室
- 気分転換ができる
- 店によっては食べ物持ち込みOK
カラオケの最大のメリットは、そこそこ安価で必ず個室に入れることです。外で絶対に個室が確保できるってすごい。
もちろん歌って気分転換もできます。歌いすぎて全然原稿が進まない!ってこともあると思いますが……(笑)
カラオケで原稿をやるデメリット
- 店によってはかなりうるさい
- 机や椅子が原稿に不向きかも
お店の防音がどれくらい整っているかによって、集中できるかどうかが変わってくると思います。なんか隣の部屋の声めっちゃ聴こえてくるカラオケってありますよね。そういう空間で原稿するのはキツイです。
また、机が低すぎたり、机と椅子が遠すぎる部屋も時々見かけます。そういうカラオケは原稿には不向きです。
カラオケで実際原稿してみた感想
これまでカラオケでは一度しか原稿をやったことがありません。その時はジャンカラのコンセプトルームを予約して、あらかじめどんな机と椅子があるのかを把握した状態で行きました。
私は他人の歌声とか結構気になるタイプなのでカラオケ原稿に向いてないんですが、あまり気にされない方にはおすすめです。個室なのがめちゃくちゃありがたい……。
6.コワーキングスペース
共有オフィスみたいなもの。「絶対に仕事をするべき場所!」というよりは、「シェアして使える作業場」的な雰囲気の施設も多い。
「コワーキングスペース」と聞くと、ノマドワーカーの人たちが利用する場所!仕事をする場所!とイメージされる方もいるかもしれません。もちろんそういう場所も多いですが、イメージとしては自習室に近い共有作業場としてのコワーキングスペースもたくさんあります。
利用料金はお店・利用時間によりますが、だいたい1,500~3,000円くらいが相場。会員登録をすると安くなるお店もあります。
コワーキングスペースで原稿をやるメリット
- 作業のための場所なので集中できる
- がっつり長居できる
コワーキングスペースは仕事・勉強・作業などをすることが目的の場所なので、かなり集中できます。周りを気にせず長居しても問題ありません。
ドリンクバーがあったり、食べ物の持ち込みOKの場所も多いので、一日中作業に没頭することも可能です。
コワーキングスペースで原稿をやるデメリット
- 初めて行くところはどんな雰囲気かわかりづらい
- 都会に集中しており、田舎にはあんまりたくさん無い
一口に「コワーキングスペース」といっても、いろんな種類の場所があります。例えば、ビジネスマン同士が活発にコミュニケーションを取ることを目的としているコワーキングスペースは、もちろん同人原稿には不向きです。
まずは行く前にサイトを調べてみましょう。「仕事以外の作業や自習などでも使える」とアピールしていたり、ドロップイン(会員にならずふらっと立ち寄って1日だけ利用すること)可能なコワーキングスペースであれば、安心して使えることが多いです。
コワーキングスペースで実際に原稿してみた感想
私はコインスペースというお店に時々行くのですが、テレワークや勉強にも!とうたわれているのでかなり利用しやすくてオススメです。特に関東なら店舗めっちゃある。コンセント、ライト、いい感じの椅子があって静かで最高。
その他だと、サイトを見てビジネス色の強いコワーキングスペースは避けて選ぶようにしています。テレワークが増えたことでコワーキングスペースってこれからも増えていくと思うので、今最もアツい作業スペースだと思います。
大阪のコワーキングスペースを使ってみた感想をまとめてみたので、こちらも合わせてご覧ください。
7.旅館/ホテル
文豪気分が味わえる旅館/ホテルで缶詰め原稿です。
旅館/ホテルで原稿をやるメリット
- 集中できる
- 人目が気にならない
旅館でもホテルでも、くつろげる個室が確保できるので人目を気にせず集中することができます。自宅みたいに掃除がしたくなったり、つい漫画をだらだら読んでしまう心配もないので、原稿が捗ります。
旅館/ホテルで原稿をやるデメリット
- お金がかかる
- 原稿向きの部屋が案外少ない
まず何よりお金がかかります。ですが逆に「これだけお金払ったからちゃんと原稿やろう!」とやる気に繋げることもできるので、めっちゃ追い込まれてる時には有効かもしれません。
それから、ビジネスホテルなどだと机と椅子が小さすぎて原稿に不向きな部屋だった!ということもあります。ホテルは原稿をするための場所ではないので、ちゃんと机があるとは限りません。しっかり内装をチェックして予約しましょう。
旅館/ホテルで実際に原稿してみた感想
一人でホテル原稿はしたことがないんですが、「The Ryokan Tokyo Yugawara」さんの『大人の原稿執筆パック』を利用して、友達と原稿合宿に行ってきました。
そのときのレポがこちら。至れり尽せりで楽しかったし結構捗りました!!
京都の「UNKNOWN KYOTO」さんの『文豪プラン』もめちゃくちゃ捗りました。こちらは泊まれるコワーキングスペースって感じ。オススメです。
小説同人原稿が捗る場所まとめ
ここまで紹介した小説同人原稿にオススメの場所をまとめておきます。
当然のことではありますが、外で原稿をする場合は節度・モラルを守ってその場所を利用するようにしましょう!
- 家
- カフェ
- 喫茶店
- ファミレス
- カラオケ
- コワーキングスペース
- 旅館/ホテル